【3割の人が該当】新NISA「つみたて投資枠だけ」で大丈夫? 成長投資枠を併用すべき理由【きになるマネーセンス1000】
🎯 ポイント
- 新NISAでは積み立て投資枠のみの利用では資産分散に限界があり、投資対象が株式インデックスファンドに偏りがちであることが浮き彫りになっています。
- 長期投資を継続するためには精神的な安定が不可欠であり、値動きの異なる複数の資産に分散する「アセットアロケーション」の考え方が有効だと感じました。
- 成長投資枠を併用することで債券やリートなどへの投資が可能になり、リスクを抑えつつも安定した資産形成の道筋が見えてくるという印象です。
🔎 レビュー
<新NISAの現状と課題>
新NISA制度が始まってからも、従来の積み立てNISAからの移行組を中心に、積み立て投資枠のみを利用している方が一定数いらっしゃるようです。調査データによると、その割合は約3割にのぼると言われており、多くの投資家が制度の変化に対応しきれていない現状がうかがえます。
積み立て投資枠は年間120万円までと枠が広がり、一見すると十分な印象を受けます。しかし、この枠で購入できる商品は金融庁の基準を満たした投資信託に限定されており、実質的には国内外の株式インデックスファンドが中心となっています。そのため、かつての積み立てNISAからそのまま移行した方は、知らず知らずのうちに株式偏重のポートフォリオになってしまっている可能性があると言えそうです。
<積み立て投資枠だけのリスク>
積み立て投資による「時間分散」の効果は得られるものの、「資産分散」という観点では非常に脆弱な状態だという指摘には納得させられるものがありました。株式は確かに成長力の高い資産ですが、市場の変動が激しく、例えば過去の金融危機のような局面では半値以上も下落するようなリスクを内在しています。
そんな時に、すべての資産が連動して下落するのを見ているのは、たとえ長期投資だと分かっていても精神的に大きな負担になるでしょう。動画では、この「心の中のもやもや」が投資の継続を阻害する最大の要因になり得ると説いており、これは多くの個人投資家が共感する点なのではないでしょうか。投資を続けるためには、自分自身が納得できるポートフォリオを構築することが何よりも重要だと感じました。
<「成長投資枠」で何が変わるのか>
成長投資枠の最大の利点は、投資対象の選択肢が一気に広がることにあると思います。ここでは上場株式や投資信託はもちろん、積み立て投資枠では購入できない債券ファンドやリート(不動産投資信託)、金(ゴールド)などのコモディティ関連ファンドにも投資が可能です。
これは、いわゆる「アセットアロケーション」、つまり異なる値動きをする複数の資産に分散投資することを実践する上で、非常に大きな意味を持ちます。全ての資金を投入する必要はなく、例えば積み立て投資枠で株式への投資を続けつつ、成長投資枠の一部を債券など比較的安定した資産に充てるだけでも、ポートフォリオ全体の振れ幅を抑える効果が期待できると言えそうです。
<参考にしたい分散投資の具体例>
私たちの年金資産を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の例は、分散投資の効果を考える上で非常に参考になると感じました。GPIFは、国内株式・外国株式・国内債券・外国債券に資産をほぼ均等に分散する「アセットアロケーション」を採用しており、過去の実績でも安定的な運用成果を上げています。
この手法の優れている点は、リターンをある程度犠牲にしても、リスク(値動きの激しさ)を大幅に軽減できることにあると思います。動画内の試算では、このような分散投資により期待できるリターンは年率約6%前後、リスクは株式のみの半分程度に抑えられるとされています。超長期の資産形成において、「減らさないこと」と「続けること」の重要性を考えれば、これは非常に有力な選択肢の一つなのではないでしょうか。
<まずは一歩を踏み出すために>
積み立て投資枠だけを使い切れていない方にとって、新たに成長投資枠を学び、活用することは少しハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、動画では「料理を全てマスターしてから次に進む必要はない」という喩えがとても印象的でした。全てを完璧に理解してから始めるのではなく、小さな一歩から始めてみることが大切なのだと思います。
最初は数万円からでも、債券ファンドやバランス型ファンドなど、積み立て投資枠では購入できない商品に触れてみる。それだけで、資産運用に対する見方は確実に広がっていくはずです。制度の枠を最大限に活かし、自分らしい堅実な資産形成の道を探ってみてはいかがでしょうか。
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