【国策に売りなし】高市政権で20兆円インフラ投資始動/大川智宏の注目テーマは「海底ケーブル」「上下水道」/フジクラ・ソフトバンク・NEC・富士通はまだ強い/森永康平の中小型株監視リスト【後編】
🎯 ポイント
- 日本では老朽化したインフラへの大規模投資が国策として動き出しており、従来のディフェンシブなイメージを超えた成長テーマとして注目されています。
- 海外事例としてドイツのインフラ基金を参考に、景気循環に左右されない市場支え役としての可能性を感じました。
- 海底ケーブルや上下水道といった具体テーマでは、データセンター需要との連動や中長期での事業拡大が見込める印象を受けました。
🔎 レビュー
<インフラ投資の新局面>
従来のインフラ関連株は災害復興などの一時的なイベントで終わりがちで、地味で成長性に乏しいセクターという認識が一般的でした。しかしこの動画では、ドイツで巨額の基金が組まれたことを契機に銀行株やインフラ株が上昇した事例が紹介されており、インフラ投資が景気後退期でも市場を下支えする力を持つという新たな側面に光が当てられていました。
特に印象的だったのは、景気が悪いとされる地域でインフラ関連銘柄が淡々と上昇を続けた事実です。これは単なるディフェンシブ性を超えて、社会基盤の維持・更新という不可避な投資需要の強さを示しているように思います。日本でも道路や橋梁の老朽化が顕在化する中、同じような構図が展開される可能性は十分にあると言えそうです。
個人的には、インフラ投資が単なる公共事業の域を超えて、持続可能な成長テーマとして再評価される段階に入ってきたと感じました。投資家としても、従来のセクター分類に捉われず、広い視野で関連銘柄を探っていく必要があるのかもしれません。
<海底ケーブルの二重需要>
海底ケーブルは高井政権が力を入れるテーマの一つとして挙げられていましたが、面白いのはデータセンター需要との重なりです。動画では、海底ケーブル単体での効果測定が難しいものの、データセンター需要で当面は支えられ、中長期的には海底ケーブル専用の予算が追い風になるという二段構えの成長ストーリーが描かれていました。
藤倉をはじめとする電線メーカーが注目される理由もここにあります。データセンター向け需要で業績を確保しつつ、将来の海底ケーブル事業への展開を見据えられるからです。さらにNECや富士通のような総合電機メーカーには、過去の実績に加えて防衛システムやAI関連など多様な成長ドライバーがある点も強みだと感じました。
この分野を考える上で重要なのは、現在のAI・データセンターブームが一段落した後も、海底ケーブルや量子コンピューティングといった次のテーマが控えているという視点です。線材需要の持続性という点で、電線関連企業にはまだまだポテンシャルが残されている印象を受けます。
<上下水道の底力>
上下水道は普段あまり注目されない分野ですが、政府予算の投入から実際の株価上昇までに時間差があった点が興味深く感じました。動画では、当初は一部銘柄しか反応しなかったものが、数週間後に急騰した事例が紹介されており、市場の認識が徐々に深まっていく過程が窺えました。
NJSやインフロニアホールディングといった銘柄が具体例として挙がっていましたが、特に印象的だったのはAIを活用した老朽化診断などの新しい技術が導入されている点です。単なる設備更新ではなく、デジタル化との融合によって付加価値が高まっているように思います。
中堅・大手のゼネコンにおいては、受注選別が進み収益性が改善しているという背景も見逃せません。人材不足という逆風がありながらも、質の高いプロジェクトに集中できる環境が整いつつあることは、投資対象としての魅力を高めていると言えそうです。短期的な利益確定の動きがあった後も、中長期で見れば再評価の余地がある分野だと感じました。
<投資戦略としての位置付け>
この動画を通じて、インフラ関連株をハイテク株依存からの分散先として捉える視点が提示されていたように思います。日本株においてハイテク銘柄が大きく値を上げる中、日本固有の要因で成長できるテーマとしてのインフラ投資は、国際的な観点からも意義があるのではないでしょうか。
ドイツの事例が日本でも繰り返される可能性は、投資戦略を考える上で無視できません。景気動向に左右されにくく、国策として継続的な予算投入が見込まれる分野は、調整場面での買い場を提供してくれるように感じます。特に来年以降、アメリカ景気の変調を契機とした市場調整が発生した場合、ディフェンシブ性と成長性を併せ持つインフラ株は有力な投資先になるかもしれません。
個人的には、単なるテーマ株としてではなく、中長期のコア保有銘柄としてインフラ関連株を位置付ける視点が重要だと思いました。短期的な値動きに一喜一憂するよりも、社会インフラの更新という大きな流れの中で、しっかりと事業を成長させていける企業を見極めたいものです。
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